人の命の蝋燭。

2003年11月20日
 人の命ってなんで、一体誰がその長さを決めるのでしょうか、、、。今、一つの蝋燭が消えかかっているのです。

わたしの蝋燭を溶かしてくっつけられるなら、喜んでくっつけるのに、、。

昨日は、私の愛する名誉教授であり、聖歌隊の指揮者である先生がお倒れになって、昨夜から今朝にかけてが峠ということでした、、。昨日の先生がいるはずの練習は、誰もがショックを隠しきれず、空回りしっぱなしの練習でした。歌声も、なぜかいつもより切なく、悲しげに響いて聞こえました。

メサイアを目前に控えて、こんなことが起きるとは誰も予想していませんでした。昨夜は、何度も何度も先生の指揮で歌った歌を聴きながら祈りを捧げていました。

音楽のある限り、先生は死なない、、。こうやって一生懸命歌うことが、先生の力になる。そういってキャプテンは涙を流していました。
帰り道は、一人で泣きながらとぼとぼと帰りました。

半年しか一緒にいないのに、いつの間にか、先生を本当のおじいちゃんのように思い、その存在がとても大きくなっていたことに気づきました。人の命、、、。雨の中散っていく落ち葉を眺めながら、そのはかなさにさまざまなことを感じました。今日は礼拝の鐘の音が、いつもより悲しげに聞こえました、、、。

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